HomeテレビBTSが2年ぶりのオフラインコンサートを開催! 記者会見で語ったARMYとの再会、グラミー賞、そして新章の幕開け。

BTSが2年ぶりのオフラインコンサートを開催! 記者会見で語ったARMYとの再会、グラミー賞、そして新章の幕開け。

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2年ぶりとなるオフラインコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」を開催したBTS。公演初日の翌日、記者会見でリーダーのRMは「コンサートを開催できたこと、そしてファンの皆さんに会えたことで、僕たちの新しい章が幕開けした」、メインボーカルのJUNGKOOは「ARMYの歓声が僕たちの原動力」だと語った。

4日間のスタジアム公演で2年ぶりにファンと再会。

©︎ BIGHIT MUSIC

BTSが11月27日(現地時間)、ロサンゼルスのSoFiスタジアムで4日間にわたって開催する「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」の幕を開けた。約2年ぶりのオフラインコンサートとなった初日を終え、翌日の11月28日(現地時間)にメンバーたちは記者会見に臨み、それぞれが胸の内を明かした。

「これは現実なのか、それとも夢なのか。何度も自問自答しました」とSUGAは語り、パンデミックによりファンに会えなかった期間を振り返った。彼らのファン、通称ARMYがBTSと感動の再会を果たした公演初日は、とても意味深い一夜となった。SoFiスタジアムの周辺には、コンサートのリハーサルが始まった時点からARMYたちが集い、屋外からメンバーたちにエールを送っていた。またツイッターはARMYたちのお祭り状態となり、あらゆるミームやビデオ動画が拡散され、今も大盛り上がりを見せている。

リーダーのRMは、久しぶりに見た生身のファンの姿について、このように語った。「昨夜、ファンの皆さんで埋め尽くされたスタジアムを見て、言葉にならないほど感動しました。韓国を拠点に活動するアーティストとして、アイデンティティや言語、文化など、見えないいくつもの壁と制限が存在するように感じることもありました。しかし、すべてのショー、パフォーマンス、音楽、どんなときも全力を尽くし、そんな瞬間の積み重ねが、昨夜の奇跡を作ったのだと思います。またコンサートを開催できたこと、そしてファンの皆さんに会えたことで、僕たちの新しい章が幕開けしたと実感しています」

この“新しい章”とは、コンサートツアーのことを意味している。JINは「LAコンサートが、ARMYの皆さんと再会できる、多くの機会の始まりでしょう」と語り、コンサート日程が今後、追加されることを明らかにした。

BTSはパンデミック中も数多くのオンラインコンサートを開催し、ARMYたちを沸かせていたが、リアルなステージに戻ることを強く熱望していた。それが現実味を帯びたコンサートの数日前、有観客で開催されたアメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)に出席した彼らは、久しぶりに見る賑わいとファンの多さに興奮を隠せぬ様子だった。

グループ最年少のJUNGKOOKは、「少なくともAMAsまでは、現実とは思えませんでした。ARMYの歓声が、僕たちの原動力なんです。AMAsの会場で聞いた歓声にたくさんのエネルギーをもらい、それが昨夜のパフォーマンスにもつながりました」と振り返っている。

活動を続けていたとはいえ、長期にわたるコンサートツアーの空白期間からの復帰には、当然ながらストレスもあっただろう。ステージへの復帰と心境について、JINはコンサート公演1日目の前夜は緊張が高まっていたと明かした。

「コンサート前は、必ずメンバー全員で話し合いをします。今回、全員が“コンサートのオープニング曲『ON』を披露する前に泣いたらどうしよう”と口を合わせて言っていました。久しぶりのオフライン公演なので、本当に緊張していて、間違えやミスを恐れていました。そういった不安が、練習へのモチベーションにもつながりましたが、実際、コンサート初日は誰も泣かなかったです(笑)」

彼らはライブ公演ができる幸せを噛み締め、躊躇や恐れ、過剰な分析などをあまり考えずにパフォーマンスに全力を尽くしたいと話した。そして、ARMYと再会できたことが最大の喜びだと改めて強調した。

2年連続でグラミー賞にノミネート! まだまだ続く挑戦。

BTSは11月23日(現地時間)、今年の夏にリリースした大ヒット曲「Butter」が評価され、2年連続でグラミー賞の最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門にノミネートを果たした。彼らは今年、「Butter」、「Permission To Dance」、そしてコールドプレイとコラボした「My Universe」の3曲でそれぞれビルボードチャート1位を記録し、快挙を成し遂げた。さらに、先日のAMAsでアジア人アーティストとしては史上初の最優秀アーティスト賞を受賞するなど、快進撃は止まることを知らない。

立はだかる壁を突破し、新しい道を切り開いてきたBTSだが、彼らの挑戦は今も続いている。SUGAは、2年連続でグラミー賞にノミネートされたことについて、韓国のことわざに例えてこのように言及した。「グラミー賞にノミネートされることは、簡単ではない。グラミー賞を獲得するのは、簡単ではない。私は、メンバーたちと立ち向かえる壁、挑戦があることがありがたいです。韓国に『どんな木も10回打てば倒せる』ということわざがあるのですが、私たちは2回打ったので、あと8回打てば……獲得できるかもしれません』」

これほどの世界的な成功をつかんでいるだけに、どのようにして自分自身に正直であり続けているのかという質問も報道陣から投げかけられた。それについて、J-Hopeはこのように答えた。

「今の私たちは、成功の基準をあまり高く設定しないようにしています。その定義を高く設定すればするほど、自分を苦しめてしまいます。目標を達成するために肉体的にも、精神的にも、追い詰められ、とても疲れてしまいます。だから、僕たちは目の前のことに全力を尽くし、その積み重ねが大きな成功につながることを信じています。こうした考え方が、目標を漠然とせずにはっきり意識できると思います」

一方で、RMは成功の持論を数値化して説明した。「とてもシンプルな考え方です。100%の栄光があるとしたら、半分はARMYたちのもの。その残りから5%づつを各メンバーに与えると、最終的に残る15%は所属事務所のHYBEとBigHitの取り分になります。その『100%』がトロフィーだとすれば、私個人のパーセンテージは5%なので、いわばトロフィーの端っこにしか値しません。すなわち、自分は大きな道のりの一部であり、成功は自分のものだけでないことがわかります。私は常々このことを頭の片隅で意識して、地に足をつけた状態でいるようにしています。このクレイジーな業界で生き残るためには、本当に重要なことだと思います」

「やっと自分の居場所に戻ってきた」

このほかにも記者会見の中で、BTSは自分たちが置かれた立場と自らのプラットフォームに付随する影響力について語った。彼らはロールモデルとしての責任も強く意識しており、国連での演説はもちろん、アメリカやそのほかの国で広まるアジア系ヘイトに対する反対を訴え、韓国人としての誇りを決して忘れることない。後者について聞かれたRMは、アジア人の一人として見解を明かした。

「僕は海外で生まれ育ったわけではありませんが、アジア人として、この数年の間に世界中であらゆる壁が立ちはだかり、さまざまな妨げを感じることはありました。その『壁』は時に言葉だったり、または視覚的な表現の時もあります。あるいは全く目に見えないもので、非常に繊細なことかもしれません。僕たちがアジアンヘイトについて語る時は、『音楽』や『功績』を通じて訴えかけます。僕たちが、全世界のアジア人の助けになることを願っています」

彼らの音楽は、多くのファンにとって、特にこの2年間の痛みや不安の中でつながりと祝福をもたらした。「このコンサートを僕たちと一緒に楽しんで、ここ数年間に重くのしかかっていた悲しみや憂鬱な感情を解放してください」とJ-Hopeが呼びかけると、Vは「ARMY にポジティブなエネルギーを与えることができたらと思います」と付け加えた。

また、JIMINは「僕たちが頑張っているのは、同じようにつらい思いをしている人たち、一緒に生きている人たちに癒しや慰めを与えたいからです。このコンサートで、僕たちは自分の居場所に戻ってきたように感じましたし、みんなが自分の居場所にたどり着けるように願っています」と話した。

©︎ BIGHIT MUSIC

パンデミックにより不安や虚無感に襲われたのは、BTSも同じであっただろう。終わりの見えない暗闇の中でも、決して足を止めることなく走り続けてきた彼らは今、ある揺るぎない自信を持っている。SUGAは公演初日のエンディングで、ステージからARMYにこのようなメッセージを届けた。「コンサートを開催しているんだと実感できて、これこそ僕の仕事なんだと感じました。ようやく僕たちは、あるべき姿に戻ってこれたのだと思います」

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