Homeニュースコロナちゃん、ロックダウンくん。新型コロナウイルスにちなんだ命名が物議を醸す

コロナちゃん、ロックダウンくん。新型コロナウイルスにちなんだ命名が物議を醸す

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アジアでは、新生児に新型コロナウイルス(COVID-19)に由来する名前をつける親が増えている。SNS上では大バッシングを受け、無関係に新型コロナウイルスを連想させる名前の子供はいじめ体験を公表した。フランス版「エル」より。

新生児 newborns

コロナと名付けることで病気への意識向上に?

驚愕だが、これは事実。子供の名前を選択することは頭痛の種になることもあるが、将来的に両親の間で議論の源になる可能性もある。しかし、これは全ての人に当てはまることではないよう。3月にインドで出産をした2人の女性は、医師の提案を受け、それぞれ自分の子にコロナ・クマール、コロナ・クマリと名付けた。母親は医師に「コロナと名付けることによって病気への意識向上に役立つかもしれない」と提案され、賛同したのだと言う。同じくインドの双子の新生児はコロナとコヴィッドと命名された。日を追うごとに、ますます多くの親が新しいトレンドとして浮上している名前に続いている。笑顔に導くことができる(またはそうではない)驚くべき選択だが、その親は長期的な視野を持ち合わせていないのかもしれない。SNSでは多くの批判が寄せられ、物議を醸した。父親は反応を示し「将来いじめられるかもしれないが、娘には良い人間になるように教える。思い直すことはなかった」と動じなかった。

4月13日にフィリピンで生まれた女の子は、コヴィッド・マリーと名付けられた。父親はスムーズな出産に感謝の意の述べたうえで、「新型コロナウイルスは世界的に苦痛を引き起こしたが、それだけでなく喜びももたらしてくれたことを思い起こさせる名前にしたかった」と主張した。

同じ考えだが名前が異なる新生児がインドにもいる。ロックダウン中に自宅から数千キロも離れた病院への途中、何度も足止めを食らい無事に出産を終えた。「こんな辛い時期に直面した全ての苦難を記憶する」ためと、生まれてきた息子をロックダウンと命名した(英語では監禁を意味する)。

将来いじめられるのではないかという不安も

これら新しい親は子供に単一の名を与えることによって、称賛に値する意図があったとするならば、彼らは将来の結果について考えたのだろうか疑問。 コロナちゃん、ロックダウンくん、コヴィッドちゃんが数年後には、8歳のコロナくんと同じようなあざけりを経験しないことを期待する。

仏ニュース専門ラジオ局によると、著名人として最初に新型コロナウイルス感染を公表した俳優トム・ハンクス(既に陰性となり完治している)は、オーストラリアに住むコロナ・デ・ブリーズが学校でウイルス扱いをされているという手紙を受け取った。感染によりオーストラリアで隔離生活を送っていた彼の元には「ニュースでご夫妻が新型コロナウイルスに感染したと聞きました。大丈夫ですか。自分の名前は好きですが、学校ではコロナウイルスと呼ばれ悲しく怒りを感じている」と綴られていた。 トム・ハンクスは彼に励ましの手紙とスミス・コロナ社の私物のタイプライターを贈ったのだという。末尾には「P.S. 君には私という友達がいる」と書き添えられていた。

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