先週末に開催されたMTVビデオミュージックアワードに出演したエド・シーラン。アメリカの音楽界のアワードを批判した。

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母国イギリスだけでなくアメリカのチャートも賑わせ、高く評価されているエド・シーラン。グラミー賞にも14回ノミネート、4回受賞している。今週インターネットラジオ「Audacy」の番組に出演、アメリカと自分の故郷イギリスのアワードを比較した。
エドはアメリカのアワードの授賞式の雰囲気が「落ち着かない」と描写。「自分以外のすべての人に対する怒りや憎悪で会場が満ちている。とても気まずい雰囲気なんだ」「アーティストたちはみんないい人たちだよ。でも彼らを勝たせたいと思っている取り巻きが周りにいる。1人のアーティストに10人、もう1人のアーティストに10人取り巻きがいて、その人たちが互いに敵意や憎しみのこもった目で見ているんだ」。

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彼はこのインタビューの直前にMTVビデオミュージックアワード(VMA)に出演、ステージでパフォーマンスしている。でもこれは「MTVとかVMAの問題ではなくて他のアワード、ビルボード、グラミー、アメリカンミュージックアワードもみんなそうなんだ。他の人が失敗することを望んでいる人がたくさんいる。僕はそうなりたくない」。ちなみにイギリスでは「みんなただ飲んで酔っ払ってる。誰が勝つとか負けるとか気にしている人はいない。単に楽しく騒ぐ夜なんだ」。

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エドによると「同じように思っている人はたくさんいる。このことを話すと『アワードの後は落ち込む』と言う相手もいるよ。本当にひどい雰囲気だ。いつも悲しい気持ちで会場を後にするんだ」。シンガーたちより取り巻きたちのせいのようだけれど、笑顔でお互いを称え合っているように見えるアワードがこんなことになっていたとは! 次の授賞式をしっかり観察したい。