ジェシカ・チャステインは『ドクター・ストレンジ』への出演依頼を断っていたそうだ。

ジェシカ・チャステインは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスーパーヒーロー役を演じたかったため、『ドクター・ストレンジ』(16)への出演オファーを断っていたという。ベネディクト・カンバーバッチがタイトルロールを演じた本作の原案・脚本を担った一人、C・ロバート・カーギルによると、スコット・デリクソン監督はストレンジの元恋人クリスティーン・パーマー役にジェシカを希望していたそうだ。
だが、ジェシカはその役を受けてしまうと将来的にMCUでスーパーヒーローを演じることが出来ないと考え、オファーを断ったという。その結果、クリスティーン役は最終的にレイチェル・マクアダムスのもとへ渡っている。ポッドキャスト『ジャンクフード・シネマ』でカーギルはこう明かした。
「面白いことにハリウッドでは男優同様、女優の多くもスーパーヒーロー役を演じたいと思っています。スコットもその状況に立たされました。『ドクター・ストレンジ』への出演話をジェシカ・チャステインに持ち掛けましたが、『この作品は凄いものになりそうだし、出演してみたいとも思う。でもマーベル作品では、マーベルキャラクターになるチャンスは1度しかない。私はバレエで鍛えたし、本当にケープを着てみたい』って言われたんです。最もクールな断り方でしたね。彼女はスーパーヒーローになりたかった。ドクターのお相手ではなくてね」
そんなジェシカはマーベル・コミックを原作とした『X-MEN:ダーク・フェニックス』で謎の女ヴーク役を演じているが、同作品は20世紀フォックス製作のため正式にはMCU作品には入っていない。