ジョニー・デップが、映画『シティ・オブ・ライズ』(18)のスタッフに対する暴行容疑で訴えられている。

ジョニー・デップが、映画『シティ・オブ・ライズ』(18)のスタッフに対する暴行容疑で訴えられている。ロケーション・マネージャーのグレッグ・’ロッキー’・ブルックスは、2017年4月にジョニーから肋骨を2度殴られたうえ、「顔面を殴り返したら」10万ドル(約1110万円)を払うと言われ、肉体的にも精神的にも傷ついたと訴えている。
裁判所文書によると、ブルックスはジョニーが「意図的かつ悪意を持って、原告を辱める目的で犯行に及んだ」と主張しているほか、撮影中のジョニーの「酩酊状態や短気さのせいで、非常に酷く危険な労働環境になってしまった」と非難している。
また、ブルックスはこの事件に対する訴訟の権利を放棄することへの同意を拒否したことによりその映画での仕事を失ったとしている。
ブルックスの弁護士アルベラ・アジジアンはこうコメントしている。「依頼人は将来同じようなことが起こらないように、デップ氏に現場での振舞いについて責任があると明確にしたいのです」。
一方で、今年初めに今回の事件が明るみになった際に、ブラッド・ファーマン監督はジョニーのことを擁護する声明を出している。
「ジョニー・デップは完璧なプロフェッショナルであり、素晴らしいコラボレーターであり、他のアーティストたちの支援者でもあります。彼はいつもスタッフや周囲の人間に敬意をもって接しています。映画の仕事はストレスが多く、大したことのない出来事も大ごとに扱われがちです。皆、物語は大好きです。しかし、ここにはそんなものはありません」。
2パックとノトーリアス・B.I.Gの殺人事件の捜査を題材に、フォレスト・ウィテカーも出演する『シティ・オブ・ライズ』は2018年9月に公開予定だ。