レディー・ガガがグッチ創業一家の内紛を描く映画に御曹司マウリツィオ・グッチの殺害を企てる元妻、パトリツィア・レッジアーニ役で出演するようだ。

グッチ(GUCCI)の経営権を巡って繰り広げられた一族による骨肉の争いや、創始者グッチオ・グッチの孫息子マウリツィオの殺害事件を描くリドリー・スコット監督作品で、レディー・ガガがマウリツィオの元妻パトリツィア・レッジアーニ役を演じるという。
マウリツィオ・グッチはパトリツィアとの間に2人の娘をもうけるが、若い恋人ができて12年に及ぶ結婚生活の末に離婚した。怒りに駆られたパトリツィアは1995年、殺し屋を雇ってマウリツィオの殺害を依頼したとして有罪判決を下された。ただ懲役29年の判決を受けていたが、わずか18年の服役で2016年に釈放されている。
ファッション・ジャーナリストのサラ・ゲイ・フォーデンによる著書『ザ・ハウス・オブ・グッチ』を基に、ロベルト・ベンティヴェーニャが脚本を執筆し、スコット監督、スコットの妻ジャンニーナ・ファシオがスコット・フリー・プロクションズとともに製作を手がける。そんな新作への出演が見込まれるガガは、ブラッドリー・クーパーと共演の映画デビュー作『アリー:スター誕生』(18)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている。