新型コロナウイルス感染症の拡大が続くイギリス。ロイヤルキッズたちの生活にも大きな影響が出ている。

日本同様、新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えないイギリス。先週末、ロンドン市長のサディク・カーンは年末年始の休みが明けても市内の小学校を引き続き休校にすることを発表した。市内の小学校の中にはジョージ王子とシャーロット王女がトーマス・バタシー校も含まれる。ウィリアム王子とキャサリン妃は公務を再開したけれど、一家はまだ感染リスクを避けるためにノーフォークの別邸アンマーホールで暮らしている。まだしばらくロンドンに戻らず、ジョージ王子とシャーロット王女もアンマーホールでホームスクールを続けると見られている。
学校休校の影響はルイ王子にも及びそう。ジョージ王子とシャーロット王女は2歳になると翌年の1月から幼稚園に通い始めている。ルイ王子はすでに2歳。本来ならこの1月に幼稚園に入園するはず。ジョージ王子たちのときにはウィリアム王子とキャサリン妃が事前に進学先を公表していたが、ルイ王子の幼稚園に関してはまだ何も発表されていない。

エリザベス女王も影響を受けている。英国王室は2021年に開催される予定だったエリザベス女王のガーデンパーティをすべて中止することを決定した。例年であれば5月にバッキンガム宮殿で3回、7月にスコットランドのエジンバラにあるホーリールード宮殿で1回開催される。バッキンガム宮殿のパーティは1860年代に始まった伝統で、現在はエリザベス女王がチャリティや公共の仕事をしている人たちを労い称える場となっている。毎年3万人以上の人が招待され、女王はもちろんウィリアム王子やキャサリン妃らロイヤルファミリーも勢揃いする。

昨年も王室行事の多くがキャンセルされ、異例の年となった。今年もしばらくその状態が続きそう。