世界中で猛威を振るっているコロナウイルス。エリザベス女王の装いにも変化があった。

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今週、バッキンガム宮殿で行われた叙勲式に出席したエリザベス女王。第2次世界大戦でノルマンディー上陸作戦を経験し、その後この作戦で亡くなった兵士を追悼するために寄付を集めた退役軍人のハリー・ビリンジらに大英帝国勲章を授与した。
注目が集まっているのはエリザベス女王の手元。王室がSNSに投稿した動画を見ると女王が白い手袋をはめていることがわかる。
女王は1952年から叙勲式を行なっているが、手袋を着用して行うのはこれが初。外出するときには黒もしくは白のグローブをつけているが、叙勲式では必ず外して受章者たちに勲章を授与、握手をしていた。昨年秋の叙勲式の様子を見ると着用していないことがわかる。
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王室関係者によるとこれはコロナウイルス対策。新聞「デイリーメール」に「高齢者の感染リスクが高いことから、手袋を着用した」と語っている。イギリスのボリス・ジョンソン首相は「握手では感染しない」と発表しているけれど、王室関係者曰く「政府からの助言に基づいた」。王室関係者がコメントしているように高齢のエリザベス女王だけが手袋を着用。チャールズ皇太子やウィリアム王子、キャサリン妃は通常通りの装いで公務を続けている。

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世界中の人々の生活に大きな影響を与えているコロナウイルス。英国王室といえどもそれを逃れることはできないみたい。