ラミ・マレックは「信仰心のあるテロリスト」を演じたくなかったことから、『007』シリーズ25弾の悪役を受けるべきか、躊躇したという。

『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でフレディー・マーキュリーを演じてアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックは、『007』シリーズ25弾の悪役を演じる。だが、イデオロギーや信仰を反映するテロリストを演じたくないという考えを持っていることから、監督のキャリー・フクナガから出演オファーを受けた際に躊躇したのだそうだ。
エジプト人の両親を持つラミは、「デイリー・ミラー」紙とのインタビューでこう明かす。「僕が演じるのは素晴らしいキャラクターだからすごく楽しみにしてる。でもキャリーと話した時に1つ条件があった。『イデオロギーや宗教を反映したテロ行為は一切理解できない。それは僕が受け入れることではないから、それが僕を選ぶ理由だったら他を当たってくれ』とね」
幸運にもフクナガ監督が求めていたのはアラビア語を話すテロリストではなかったそうで、「彼はそんなヴィジョンを明らかに描いていなかった。だから僕が演じるのは全く異なる種のテロリストになるよ」と続けた。
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その一方で、この新作がジェームズ・ボンド役を演じるダニエル・クレイグにとってシリーズ最終作となることもあり、プレッシャーを感じているようだ。「世間が望んでいるものをまさに理解している人たちによるまた素晴らしい脚本だ」「でもかなりの重圧は感じている。だってボンドというのは、幼いころから見てきた存在だからね」