ショーン・メンデスのツアー衣装は、エルヴィス・プレスリーをはじめとする大物アーティストらからインスピレーションを受けたようだ。

北米ツアーが開始されたばかりのショーン・メンデスは、長年スタイリストを務めるティファニー・ブリセノとともに伝説のアーティストらの衣装をオマージュしているという。ティファニーは米『ヴォーグ』誌にこう話す。
「過去そして現在のスタイルアイコンの中に、ショーンの名前が刻まれることが目標です。エルヴィスやブルース・スプリングスティーン、ジミ・ヘンドリックスといった偉大なアーティストに敬意を表し、インスパイアされたものとなっています」
「(ショーンとは)彼が16歳の頃から一緒にいますが、ステージを通してそのスタイルも進化しつつあります。初めは自分の着たいものを着てステージへと上がる感じでした。『チェック柄のステージ』とでも言いましょうか。それから少し冒険してレザージャケットにブラックデニムとなりました。そして今回は『自然なロックスター』といったところです」
「ツアーにおける衣装への取り組み方は、式典やほかのパフォーマンスと比べて、より自然でライブ感のあるものとなっています。また、ショーを通して徐々に衣装の層が薄くなるものを考えています。軽いジャケットで始まり、最後にはカットオフTシャツやタンクトップといった具合です。この手法はジェームス・ブラウンといったアイコンが、マントを使って観客の期待を煽る演出をしていたことにインスパイアされたものです」
そして、ショーン本人にとって着心地の良さが最優先だとして、「彼に気持ちよく着てもらわなければなりません。長年一緒に働いてきて、お互い一歩前に進み、信頼関係が築かれています。彼もオープンで自分のしたいことを把握しているのです」とティファニーは続けていた。