ザ・ローリング・ストーンズが8年ぶりとなるニューシングル「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」をリリースした。

ザ・ローリング・ストーンズの8年ぶりとなる新曲「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」が、20カ国以上のiTunesで1位を獲得した。2012年の「ドゥーム・アンド・グルーム」「ワン・モア・ショット」以来となるこの新作が、新型コロナウイルス感染拡大による不安な情勢の中で暮らしている人々に共感してもらえることを望んでいるそうで、ミック・ジャガーはこう明かしている。
「ロックダウンの前に、ストーンズはスタジオで新曲をレコーディングしていた。その中に、いま現在の状況に共鳴するような曲があったんだ。だから、それぞれが個別に作業してこの曲を仕上げた。その曲がこの“Living In A Ghost Town”だ。気に入ってもらえると嬉しいよ」
またキース・リチャーズは「長い話を短く説明しよう。この曲は1年以上前にLAでレコーディングしていた。以前から作業しているニュー・アルバムに入る予定の曲だった。この事態になって、ミックとあの曲を早急に仕上げて出そうということになった。そういうワケで“Living In A Ghost Town”をリリースすることになったんだ。みんな、気をつけてくれよ!」と語っている。
当初の内容があまりにも暗すぎたため、現状を踏まえて一部を書き直したのだそうで、ミックはラジオ「ビーツ1」に出演した際にこう話した。「こんな状況のために書いたわけじゃなかったんだけど、かつては活気にあふれていたのに現在は寂れて物悲しくなってしまった場所についての曲だった」
「それで当初の歌詞を振り返ってみたら、苦しみの表現みたいのばかりだった。だからその部分は使わなかったんだけど、アイデアは全て揃っていた。今の生活にとても近かったんだ」「キースとはリリースすべきだってことで同意してた。でも『書き直す必要がある』って言ったんだ」