新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受ける映画産業。営業を再開し始めた映画館をトム・クルーズが応援している。

今週初め、ロンドンで開催された映画『TENET テネット』のプレミアに出席したトム・クルーズ。その様子をTwitterにもアップ、映画を宣伝している。トムの主演作『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作を手掛けるクリストファー・マッカリー監督も一緒だった。でもこの映画の主演はロバート・パティンソンとジョン・デヴィッド・ワシントンで、監督したのはクリストファー・ノーラン。トムもクリストファー・マッカリー監督も関係ないと言えば関係ない。
映画『TENET テネット』は新型コロナウイルス感染症の影響で公開日が延期された作品の1つ。世界各都市で外出が規制され映画館が営業を停止していたが、ようやく最近ヨーロッパ各都市やアメリカで本格的に営業を再開し始めている。ヨーロッパでは今週末から、アメリカでは9月3日に公開されるこの作品がヒットするかどうかは、コロナ禍でライフスタイルが変化した観客がどの程度戻ってくるかどうかを示す指標になると見られている。
トムが映画館、引いてはエンタメ界の復活を後押ししようと考えてこのプレミアに出席したのは明らか。「大作映画を大きなスクリーンで。気に入ったよ」とコメント、動画では「また映画が見られるよ」とカメラに向かって話している。ちなみにトムがロンドンにいるのは『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾の撮影も無事に再開したからだと見られている。
トムは「みんな、映画館にまた来ることができるのは素晴らしいよ」とも。セレブ界でも影響力の大きさではトップクラスのトム。彼の呼びかけは映画館を含め打撃を受けた映画産業にとって力強いエールになるはず。